コロナ制圧タスクフォース

日本人集団の感染者の重症化因子を解明し新型コロナウイルスから国民を守る 緊急プロジェクト

新型コロナウイルスのNOW!

公立陶生病院 感染症内科の武藤義和先生が作成された分かりやすい資料

研究統括責任者の金井隆典教授(慶應義塾大学医学部内科学・消化器)の最新の研究論文が、
6月11日に英科学誌「NATURE」電子版に掲載されました。

『コロナ制圧タスクフォース』とは

新型コロナウイルスから社会を守る時限的な緊急プロジェクト『コロナ制圧タスクフォース』は、様々な研究分野から日本を代表する科学者が横断的に結集したものであり、科学による客観的真理を解き明かすことにより医療崩壊を防ぐことを喫緊の目標と捉え、その達成の先に、新型コロナワクチン開発を目指します。
 
研究統括責任者
初代
[氏名]金井隆典(かないたかのり)
[所属]慶應義塾大学医学部内科学(消化器)教授
第二代
[氏名]福永興壱(ふくながこういち)
[所属]慶應義塾大学医学部呼吸器学教授


タスク発起メンバーが所属する大学/医療・研究機関は以下の通りです。
•慶應義塾大学医学部
•東京医科歯科大学M&Dデータ科学センター
•東京医科歯科大学統合研究機構
•東京医科歯科大学医学部附属病院
•大阪大学大学院医学系研究科
•大阪刀根山医療センター
•東京大学医科学研究所
•北里大学大村智記念研究所
•北里大学獣医学部
•東京工業大学生命理工学院
•国立国際医療研究センター
•公立陶生病院
•千葉大学医学部附属病院
•筑波大学附属病院
•京都大学大学院医学研究科
•京都大学ウイルス・再生医科学研究所
•京都大学iPS細胞研究所

背景

日本人集団・アジア人集団は国際的にみても何故か、新型コロナによる重症化・死亡率が少ない!

同じウイルスなのに何故なのだろうか?

集団による遺伝子多型の違いではないか?

どのような人が重症化したり突然の悪化をきたすのか?

それを知るためには、
下記のような様々な仮説に基づいた宿主(ヒト側)の研究が重要となってきます。

  • 世界最高峰の日本の医療システム?
  • 高いマスク着用率と手指衛生率 ?
  • 社会的距離の習慣?
  • ロックダウンのタイミング?
  • ウイルス側の違い?
  • 過去の類似ウィルスの流行?
  • ウィルス受容体の低発現?
  • BCG接種?
  • 併存疾患の違い?
  • 常用薬の違い?
 HLAなどの多型の違いによる免疫応答の違いではないだろうか?
※HLAとはヒトの主要組織適合遺伝子複合体のこと

目的

1.日本社会への貢献

日本人集団感染者の重症化因子を解明(同定)し、重症度予測法を構築することで医療リソースの最適化を図り、医療崩壊を防ぐ

2.国際貢献・協調

今や、全世界が、❝コロナ制圧に向けた戦い❞ を開始した!!

我々の挑戦は、
諸外国に比べて圧倒的に死亡率の低い日本人集団のゲノム解析を通して、
「新型コロナ感染症の重症化のメカニズムを世界に向けて発信する」こと

3.新興ウイルス感染に迅速に対応するためのシステム構築

次の脅威に迅速に対応するため、
モニタリングにのための患者リクルートシステムを含む統合的な仕組みを構築する

4.ワクチン開発

分子ニードル技術を応用した鼻腔スプレー粘膜ワクチンを開発

5.タスクフォースが一丸となった取組み

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